イタリア・ローマで大人気のストリートフード「TRAPIZZINO(トラピッツィーノ)」が日本に初上陸!と巷で話題になっているのをご存じですか。
なんでも新感覚の「ピザサンド」で、三角形に焼いた厚めの生地の中に具材をたっぷりと詰めていただくのだそうですが、その美味しさに世界中のメディアから取材が殺到するほどの話題のグルメなんです。
そんな話題のお店が、我らが吉祥寺にオープン。なんと、日本上陸の第2号店です。
ということで、早速行ってきました。
テラスではダンディなおじさまがコーヒーを嗜んでいました。サマになってます。なんだかここだけ空間がイタリアです。
スタイリッシュな店内。中央のカウンター内ではスタッフさんが調理する様子も見えます。
こちらでは店内で生地から焼き上げ、中の具材も手作り。注文を受けてから調理してくれるので、出来たての熱々をいただくことができます。
メニューはレギュラー5品に、日替わりが2品用意されています。
お店の方におすすめを伺うと、一番人気は鶏のカッチャトーラ、
女性に特に人気なのが、ナスのパルミジャーノ。
ということで、折角なので看板商品ツートップをいただきます。
待つこと10分ほど、出来たての熱々が運ばれてきました。
カリっと香ばしく焼けた生地に、溢れんばかりの具がたっぷりと。
フォークなどは使わず、勢いよくかぶりつくのがトラピッツィーノスタイル。テーブルに用意されているナプキンでくるんで食べれば手も汚れません。
ひとくち頬張り、まず驚いたのが生地の食感。
フォカッチャとピザを足して2で割ったような生地、といえばわかりやすいでしょうか。
外はパリパリでまるでバケットのようで、中はふわふわともちもちの中間ぐらいの、絶妙な柔らかさ。
小麦粉は100%イタリア産のものを独自に配合。使用する酵母もビール酵母など、本場ローマの味を忠実に再現するためにすべてオリジナルで作られているのだそうです。
中に具材を挟むから、汁気でべちゃべちゃにならないようちゃんと計算されているのですって。
確かに時間がたてばたつほど生地が具材の旨味を吸って、食べ進むほどに美味しさが増してゆきます。
食べ終わる頃にはすっかり虜に。生地が美味しいからいくらでも食べられちゃいそうです。
もちろん、中の具材だって負けてません。
カッチャトーラは、オリーブオイルと白ワインビネガー、ローズマリーで鶏を煮込んだ料理。肉の旨味や脂の甘みが存分に引き出されています。オイルたっぷりでもハーブのおかげで後味がしつこくなく、どんどん進みます。これは絶対、お酒に合わせたいメニュー。
実はこれ、本場イタリアでも熟練のシェフでないと作ることができないといわれるほど、難しい料理。分量や煮込み時間のわずかな差でまったく味が異なってしまうのだそうです。そんな複雑な味を忠実に再現している、トラピッツィーノのシェフってすごいんですね。
一方、こちらがパルミジャーノ。
トマトソースの中に茄子がやわらかくとろけます。爽やかなバジルとチーズのコクが相性抜群。女性に人気というのもうなずけます。ランチにさくっと食べるのにぴったり。
とにかく生地にボリュームがあるので、女性ならひとつで十分お腹いっぱいになりますよ。
この日たまたまお店を訪れていた社長さん。日本でTRAPIZZINOを始められた経緯を伺うことができました。
イタリアは元々外食の習慣がない文化。ファストフードなんてまるでないイタリアで、TRAPIZZINOだけはその美味しさではじめて人々に受け入れられた、すごい食べ物なんです。
一見ファストフードのようですが、生地から具材にいたるまで、実はとても手間暇をかけて作られています。食材は国産の旬のものを使い、添加物は使わず手作り。ローマの郷土料理を、本当の美味しさで味わってもらいたいという想いからのこだわりです。
コーヒーにエスプレッソ、そしてイタリア産の美味しいワインも取り揃え、
まるで気軽なバールのような雰囲気だから、休日はもちろん、お仕事帰りにひとりでちょっと立ち寄るのにもおすすめ。
イタリアNo.1を誇る有名クラフトビールや、天然素材で作られた体にやさしいコーラなど、ちょっと珍しいドリンクも楽しめます。
イタリアにトリップしたような気分が味わえること間違いなしのトラピッツィーノ。本場の味と本物の美味しさを、是非お試しあれ。
Trapizzino トラピッツィーノ 吉祥寺店
※こちらのお店は現在閉店しております。