今週は一冊の本を紹介したいと思います。
『父が愛したゾウのはな子』（現代書林）
[元・井の頭自然文化園主任飼育員 現職：多摩動物公園主任飼育員]山川宏治 著
皆さんもご存知のゾウの“はな子”と飼育員山川親子の感動物語です。
「自分を守ることは、ゾウを守ることだ―」
この言葉から何が想像できますか？
これは他界した山川さんの父、山川清蔵さんが 他の飼育員に何度となく繰り返していた言葉だそうです。
厳しく強く、そして心からはな子を思いやるやさしさが籠められた言葉です。
本を読んで私たちは、はな子のことを知らないことを知りました。
読み終え、はな子のことがとても身近に感じました。
「たぶんはな子は、いちばん人間に近いゾウです。―」と山川宏治さん。
現在、お客さんがはな子とスキンシップがとれるのは飼育員の支えと、
人懐っこいはな子だからできた賜物です。
とても胸に響きました。
文字が大きくルビも充実して読みやすいので、教材として読まれてもいいと思います。
・～・～・～・レポート月子・～・～・～・
ということで、
実際にはな子さんに会いに、井の頭自然文化園へ行ってきました♪
いました、いました！アジアゾウのはな子さん！
天気も良かったため、近隣の小学校の子供たちがたくさんいましたよ～。
「はな子さぁ～～～ん！」と口々に名前を呼んでいます。
なぁんか、とっても微笑ましい雰囲気。
ホースを足に絡めてみたり、自分の体の上に乗っけてみたり…
自慢の長いお鼻を器用に使って、楽しそうに遊んでいます。
時にはタワシで自分の体を自分で洗ったりもしているんですよ～♪
とても来年「還暦」を迎えるおばあちゃんとは思えない元気の良さです。
左は、はな子さんの大きな糞です。
「はな子は植物をご飯にしているから、うんちもそんなに臭くはないんだよー」
と、係りの方がゆっくり分かりやすく子供たちに説明していました。
子供たちも興味津々！
そんな中、はな子さんはまだぶらぶらお遊び中。
お尻がとってもキュートですねぇ♪
『父が愛したゾウのはな子』の発刊を記念して、ここ井の頭自然文化園の資料館では
“アジアゾウはな子の写真展”が開催されています。（※10月1日まで）
はな子さんが日本にやってきてからの長い歴史が写真と共に説明されています。
子供たちも真剣に写真に見入っています。
中には「へぇ～そんなんだぁ！」という発見があったり、驚きがあったり。
敬老の日のイベント“長寿動物のお祝い会”ではな子さんに贈られたパンと
同じものが展示されています。
ちゃんとゾウの形してるのがすごい～！
きっとはな子さんも、喜んだことでしょうね♪
本の発刊と共に、ぜひこちらの写真展も覗いてみてください！
●○ 井の頭自然文化園情報 ○●
≪開園時間≫
午前9時30分～午後5時（入園は4時まで）
≪入園料≫
一般／400円（個人）・320円（団体20名以上）・1,600円（年間パスポート）
中学生／150円（個人）・120円（団体20名以上）
65歳以上／200円（個人）・160円（団体20名以上）・800円（年間パスポート）
≪無料公開日≫
みどりの日（4月29日）／開園記念日（5月17日）／都民の日（10月1日）
≪休園日≫
毎週月曜日（祝日や都民の日に当たるときは翌日）・12月29日～1月1日
≪イベント≫
10月の日曜日すべてと、11月3日（祝）・5日（日）は園内彫刻館にて
無料のクラシックコンサートも開催しております。
★☆ グータイムから嬉しいお知らせ！ ☆★
この『父が愛したゾウのはな子』（現代書林）を、
グータイムをご覧になっているあなたへプレゼント！
グータイムに現代書林の方が贈ってくださったものなんですよ～♪
先着5名様までなので、お申し込みはお早めに♪
そうそう。
今回はゾウのはな子さんの他にも、井の頭自然文化園をたっぷり楽しんでまいりました！
園内の様子や情報は来週の吉祥寺ショットでご紹介いたしますので、
どうぞお楽しみに～♪
