吉祥寺ウォッチ

■梅雨はお気に入りの傘で♪

梅雨の時期ですね。
「雨は嫌だわ」って家の中でのんびりするのも良いのですが、
きっとお気に入りの雨具があれば、
外にお出掛けするのも、楽しくなりますよ♪

今回の吉祥寺ショットは、
そんな梅雨時に大活躍する傘の専門店『オミノ』さんの傘を
ご紹介いたします!

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伊勢丹F&Fビルの1階に入っているオミノさんは、
創業77年の老舗、吉祥寺では珍しい傘専門店です。
レディース、メンズも揃い、リーズナブルなものから高級なものまで、
とにかく種類豊富に取り扱っている傘屋さんです。
平日の昼時にも、お気に入りの傘を求めて
主婦の方々を中心としたお客様が何人も立ち寄って行きます。

店長さんにお伺いしました。
「おすすめの傘を見せてください!」

≪レディース雨傘≫

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まるでステンドグラスのようなこちらの傘(¥17,850)。
「ほぐし織り(※)」という独特な織り方の生地で作られた傘です。
水彩絵の具でぼんやりとぼかしたような、柔らかい絵柄が印象的です。
骨は8本のもの(手元は楓を使用)もあります。
骨が16本の傘は「重い」とか「太くなる」などの理由で
敬遠されるお客様も多いようですが、
上の写真の傘が8本だと、印象もガラッと変わってしまいます。
(16本のものは手元に籐を使用)
絵柄のつなぎ目がぴったりと綺麗につながっているのは見事です。

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こちらも同じくほぐし織りの傘。外から見るとゴールド一色に見えますが…

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内側には可愛らしい柄が広がっていました!お洒落です。

梅雨の時期ですね。
「雨は嫌だわ」って家の中でのんびりするのも良いのですが、
きっとお気に入りの雨具があれば、
外にお出掛けするのも、楽しくなりますよ♪

上記2点は流行を追わない、長年人気のロングセラー商品だそうですよ♪

※ほぐし織りとは…
縦糸(仮織り)の段階で色柄を手捺染し、色柄の柔らかさ、温かみ、奥行きの深さが特徴で、
濡れると鮮明に映え、エレガントな雰囲気を醸し出します。

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今年の流行の雨傘はどれでしょう」とお伺いすると出していただいた傘(¥10,500)。
このように手元部分に可愛らしいワンポイントが付いているものがよく売れているそうです。
布端部分も素敵!
こちらの傘は、4色取り揃えられています。


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こちらは、「丸張り」という1枚の生地で作られた傘(¥8,400)。
普通は骨が6本の傘は6枚の生地を縫い合わせて作られていますが、
丸張りは、端の部分にダーツを入れてカーブを作っています。
こちらは一般的な傘より丸みがあり、とても女性的で素敵です。
柄も鮮やかで、気分が明るくなりますね~♪

梅雨の時期が終わると、日差しの気になる夏がやってきます。
そんな時なこちら!

≪レディース日傘≫

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こちらは、1点1点手染めで作られているオミノさんオリジナルの日傘(¥47,250)。
神戸にいるロウケツ染めの職人さんによる、シルク地でできた日傘です。
手染めなので同じものは2つとありません。

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こちらは綿地の手染めによる日傘。
あじさいの柄は、太陽の光を通すとより鮮やかに映えます。
ブルー色が暑い夏を涼しくしてくれそうです。

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手元に国産の寒竹を使用した日傘です。
なんと言っても、今までの日傘には無かったカラフルさが特徴!
厚地で丈夫な綿で出来ており、シャフトには樫の木を使用。
広げた時の布端の強めのカーブがまた素敵なんです。
カラーはなんと全部で15色!
折りたたみ傘(¥11,550)と長傘(¥12,600)がありますよ!

ここで、メンズの雨傘もチェックしてみましょう☆

≪メンズ雨傘≫

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こちらの素敵なカラーの雨傘。
糸を先に染めてから織り柄を出す「先染め」の生地を使用しています。
見る角度によって色が微妙に異なるのがいいですよね。

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顔を近づけてみるとそのことがよく分かります。
手元には皮を剥いた東北産のエゴノキを使用しているので、それぞれ表情が違います。
骨は16本(¥18,900)。

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「来て見て触って欲しい」というこちらの傘。
とにかく軽い!!
カーボンファイバーの骨を使用しており、重さはわずか280g未満!
持った瞬間「あれっ!?」という驚きの傘です(¥14,700)。
同じ作りのレディースもあります。
普通のレディースより大きめなので、二人で入っても大丈夫♪(¥12,600)

↑こちらが店長の小美濃さん。
1本1本の傘を熟知しており、適切にお客様に傘のことをお伝えする
“アンブレラマスター”です。
先祖代々受け継がれてきた『オミノ』を守り続けていらっしゃいます。

≪傘のお手入れ方法≫
ここで、雨傘の基本的なことをお伺いしました。

○使った後の傘はどうやって干すの?

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一番ベストなのは、広げた状態で陰干しをすること。
ポイントは「使った後すぐその日のうちに行うこと」だそうですよ!

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「そうは言っても、広げる場所がないわ」という方は、
閉じた状態で下に布などを敷き、同じく陰干ししてあげましょう。
手元を上にした状態で放置するのは×!
下の部分に水が溜まって、防水性がなくなってしまいますよ~!

○防水スプレーは必要?
もちろんです。スプレーをかける頻度は傘を使用する頻度にも寄るのですが、
「ちょっと撥水性が無くなってきたかな?」と思ったら、
すぐにスプレーしてください。

○その他
傘も、靴やバッグなどのファッション小物と一緒。
いくつか揃えて、その日の洋服や気分に合わせたものを使用しましょう。
そうすることで、1本1本長持ちもします。
良いものを大切に、長く使うことがベストですね。

さぁ、梅雨の時期のお出掛け、
お気に入りの傘を持って、お楽しみください♪