今回の探検隊は、吉祥寺美術館にお邪魔してきました。
吉祥寺美術館はサンロードからすぐの、
伊勢丹新館F&Fビルの7Fにあります。
看板もアートしていますね。
サンロード近く、また伊勢丹新館の上ということで、
買い物帰りにふらりと訪れる人も多いそうです。
また、19:30まで開館しているので、仕事帰りの来館者も目立つとか。
そして、入館料が100円!(小学生以下・65歳以上は無料)という安さも、大きな魅力ですね。
市民が気軽に芸術に触れることができる美術館です。
F&Fビルに入ると、また看板が。
エレベーターで7Fにあがれば、すぐに美術館の入口です。
美術館は大きく「浜口陽三記念室」「萩原英雄記念室」「企画展示室」
の3つの展示室に分かれています。
まずは「浜口陽三記念室」。
銅版画で多くの作品を残した画家です。
多くの国際展で受賞を重ね、平成12年に亡くなるまで、世界を舞台に活躍しました。
カラーメゾティントという独自の技法で創作された、
個性あふれる作品が展示されています。
その技法の説明を解説するコーナーもありました。
耳慣れない技法だけに、こういった展示は親切でうれしいですね。
次は「萩原英雄記念室」。
こちらは同じ版画でも、木版画で多くの作品を創作した画家です。
昨年11月に亡くなるまで、同じく主要な国際版画展で活躍しました。
カラフルな作品が多く、また違った版画の魅力を楽しめますね。
ちなみに、どちらの展示室にも椅子が置かれ、ゆっくりとくつろぎながら作品を鑑賞できます。
この2つの展示室は、
年3回テーマを変えて展示作品が変わるそうです。
ちなみに、展示はこの二つの記念室が中心ですが、
所蔵品は版画だけではなく、
他に、日本画・写真・書・イラストレーションなどさまざま。
吉祥寺にゆかりのある作家も、そうでない作家も幅広く所蔵しています。
こちらは「企画展示室」で随時行われる企画展で見ることが出来ます。
また、この部屋は、市民ギャラリーとして、一般市民に開放しています。
今回はちょうどこの市民ギャラリーの展示替えの期間だったので、
写真は撮れませんでしたが、
市民の創作発表の場としても美術館が利用できるのは、
市民と芸術を結ぶ場として、とてもステキですね!
また、市民を対象とした、ワークショップも行っています。
その作品も展示されていました。
手作りの蔵書票です。
特に、先日行った本の装丁のワークショップは大好評だったとか。
こうした活動も、地元に根付いた美術館、といった印象を強く受けました。
入口の脇には、ミュージアムショップがあり、
これは入場料なしでも入ることが出来ます。
絵はがきや、アクセサリーなど、
「さすが美術館!」と言いたくなるようなセンスのよい商品が揃っています。
大事な人に手紙を出すときや、ちょっとしたプレゼントが必要なとき、
のぞいてみるといいかもしれませんよ♪
学芸員の方に
「これからどのような活動に力を入れていきたいとお考えですか?」
とお聞きしたところ、
スペースが大きくない分、大きな美術館のような巡回展がないので、
ここでしか見られない企画展を充実していきたいとのことです。
入館料100円でも満足できるような展示を考え、
いつ来ても新鮮な展示を行っていきたいとのお答えでした。
最後になりますが、次の企画展のご紹介です。
吉祥寺でベトナムのお正月を体感!
なんとも新鮮な企画ですね。
今後もどんな企画が飛び出すか、目が離せませんね!
楽しみですね♪