吉祥寺ウォッチ

■吉祥寺がロンドン・NYに!? バスキングin吉祥寺

先週の土曜日、吉祥寺の元町通りをぶらぶらしていた時のことです。

100409_busking (2)
おや、何やらエフエフビル前に人だかりが・・・
ご機嫌なリズムもきこえてきますよ。

100409_busking (3)
ん?・・・パーカッション!?
うきうきしてしまうような、跳ねるような音です。
みなさん、足を止めて見とれて・・・聴きとれていたんですね。

100409_busking (4)
村岡広司さんによるカホン(ペルー発祥の箱のような打楽器)の
パーカッション演奏でした!わー!!

しかし・・・何故こんなところでパーカッションが・・・

100409_busking (1)
「バスキングin吉祥寺」プロジェクトが開催中なんだそうです。

このバスキング、英語で表すとBusking。
ロンドンやNYの街角、地下鉄構内で日常的に行われているフリー演奏のことです。

私もNYのバスキングを目にしたことがあるのですが、かっこいいですよね、アレ。
演奏者側はもちろん、オーディエンスも自然とリズムを取って演奏に参加していったり、
素敵だと思ったら素直に、演奏にみあったチップを渡したり・・・
バスキングの楽しみ方を心得ているというか・・・感心したものです。ハイ。
で、シャイな日本人にはマネ出来ないだろうなぁ、と密かに思ってしまいました。
(チップの習慣も無いですし。)

話を元に戻します。
バスキングin吉祥寺とは、このバスキング文化を日本流に再定義して
音楽との思わぬ出会いを、たくさん作り出していこう!というプロジェクトのことです。

歌は無し、楽器演奏のみ。
原則、演奏家の自発性によるものとなるので、決まったスケジュールもありません。
(※ただし演奏希望者は事前登録が必要です。)

そんなわけで今回、私が出会えたのは先述した村岡広司さんと

100409_busking (5)
アコースティックギターの音更KENTAさんでした。

100409_busking
音更さんのギター、演奏スタイルが面白いんですよ。
ピアノのようにアコギを寝かせて、弦をつまびいたりしています。
すこしくぐもったような、温かみのある音色です。

100409_busking (6)
もちろんギターを膝の上にのせた姿勢でも演奏されてましたよ。
この状態でも、音が柔らかい。(と、思った。)
春の夕暮れにぴったりな音に、本当に多くの方が聴き入っていました。

ちっちゃい子からお年寄りまで、幅広い方が集まって耳を傾けていたので
昔の私の、日本では難しいだろうという予想はハズレなのかもしれませんね。

吉祥寺エフエフ会場でのバスキングは、現時点では秋までの暫定プロジェクト
だそうです。
今のところ土日に開催されることが多いそうですが、今後は平日にも行われるかも。

吉祥寺でナマの音楽に触れたくなったら、エフエフビル前へ立ち寄る価値有りですよ!?

バスキングin吉祥寺
会場:吉祥寺エフエフビル 屋外スペース
演奏可能時間:13:00~20:00頃

村岡広司さんHP

音更KENTAさんHP