吉祥寺ウォッチ

■「第27回 吉祥寺薪能」2012年10月16日(火曜日)

吹く風が少し肌寒く感じます。
秋がだんだん深まってきましたね。

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秋といえば・・・食欲の秋!!

ナシ、ブドウ、カキ、リンゴ・・・
と、ヨシダの大好物の果物のバラエティーが、
一気に増えます♪

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特に栗が大好きなのです。

先日、栗ご飯を作りました☆
栗の皮をむいたあと、手が筋肉痛になりそうなくらい疲れましたが。
そのぶん(?)、とってもおいしくできました!

さあ!そんなこんなの、色気より食い気のヨシダが紹介するのが、
吉祥寺の秋の風物詩。

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「吉祥寺薪能」。

吉祥寺の月窓寺を会場に、1986年(昭和61年)から行われ、
今年で27回となります。

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月窓寺に特設の能舞台が設置されます。
それは、闇夜に浮かび上がる幽玄の世界・・・。

雨天の場合は、
武蔵野市民文化会館にて蝋燭能となります。

【内容】
素囃子『神舞(かみまい)』

仕舞『岩船(いわふね)』
『融(とおる)』

能の舞いに男性の神が速いテンポで颯爽と舞う曲を「神舞」といいます。
囃子だけで演奏するのが素囃子。
シテが紋付袴にて地謡を擁し舞うのが仕舞。
東日本大震災被災地復興への祈りと犠牲者への鎮魂として演じます。

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狂言『髭櫓(ひげやぐら)』
出演者が多く囃子の演奏があることも要因し、
数多くある薪能のなかでも非常に珍しい上演だそうです。

「髭」にまつわる、おもしろいお話です。
大髭だけが自慢の男が、大嘗祭(だいじょううえ)に呼ばれたと喜ぶ。
貧乏な暮らしをしているのに、豪華な衣裳をほしいという夫にブチ切れた妻!
「そんな髭は、切ってしまえ!」と言われて怒った夫は、妻を殴る(?!)。
これで怒り心頭の妻は、近所の女房たちを引き連れ、夫に報復を企てる。
これを伝え聞いた夫は、髭の上に櫓(砦)を組んで、髭を守ろうとする・・・。

さてさて、どうなる事やら!

能『天鼓(てんこ)』
こちらのストーリーは、「鼓」にまつわるお話。
天鼓くんが叩く鼓の音色が素晴らしい、と聞きつけた帝が、その鼓を欲しがる。
嫌がって逃げた天鼓くんの命を奪って手に入れた鼓だが、誰が叩いても音が出ない!
天鼓くんの父が呼ばれ、父が亡き息子を思い浮かべながら鼓を打つと、美しい音が鳴り出す。
帝は反省。供養を行うと、天鼓くんの霊が現れ、鼓の再開を喜びながら打ち、舞を舞う。
やがて、夜明けと共に、天鼓くんは姿を消す・・・。
ちょっと物悲しい物語ですが、この季節にはピッタリかもしれません。

能には珍しく舞踊性を加味した、音楽劇的要素を多分に含む華やかさもある一曲だそうです。

FMイヤホンガイドをご利用の方は、
FMラジオとイヤホンをお持ち下さい。
なお、当日先着150名様に限り
1台300円にてレンタルします。

事務局では前売り券を販売中です。
お電話での予約はできません。
全席指定。
A席 4,000円
B席 3,000円

【日時】
平成24年10月16日(火)
午後5時00分 開場
午後6時00分 開演
終了予定20時40分頃

【チケット販売・問合】
武蔵野市観光推進機構
武蔵野市吉祥寺本町1-10-7
営業時間(9:00~18:00 水曜日定休)
TEL:0422-23-5900

【販売】
ぴあすてーしょん ちけっとぽーと
アトレ吉祥寺東館地下1階
営業時間(10:00~21:00)
TEL:0422-22-2348

【主催】
吉祥寺薪能実行委員会